資金調達の概要

創業融資は、多くの場合、過去の業績がない中での融資申請になります。通常、金融機関は融資案件を吟味するにあたり決算書や確定申告書等を見て、事業体の現況や資金繰り等の業況を判断する材料にします。

この判断材料がないわけですので、創業融資申請時には事業計画、収支計画、事業の将来性や市場規模、経営者自身の人物像の重要性がより増します。

事業計画、収支計画、事業の将来性等は合理的で妥当な計画であるか、将来にわたり継続的に収益を上げていけるビジネスモデルなのか、ということです。

経営者自身の人物像は、実務的な経営能力の有無に加え、一貫性や金銭感覚、人格といった部分も見られます。このような部分は直接に問われなくても、創業動機や資金現況等に現れるものです。

創業融資にあたって留意すべき、大まかなポイントは、事業計画・収支計画と経営者の人物像に大別できるものと考えています。