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資金繰りとは現金の出入り(収支状況)をチェックして事業資金が不足(資金ショート)しないようにチェック・調整することです。帳簿上は黒字であっても、支払いに回す資金が不足してくると資金繰りは苦しくなります。たとえば売り上げは上がっているが資金が底をつきそうだ、というケースがありますが、これはその典型例です。資金繰りが苦しくなるのは、およそ次のようなことが原因です。
1.売り上げがあっても回収条件が中・長期間である、回収が受取手形(回収期日は手形サイトによる)である。これはいずれも売り上げがあってもすぐに手元に現金が入ってこない、ということです。
2.売掛金、受取手形の回収が長く、反面、経費支払いや買掛金の支払い期間は短い。たとえば売り上げの回収は3ヶ月後なのに対して、支払関係は当月だとすると、まず支払いが先に来てその分現金が減少しまいます。事業形態や運営上、仕方のない部分もありますが、回収と支払のバランスは資金繰りにおいて大切です。
3.借入金の返済など、費用計上されていない現金支出が多い。
事業経営においては、収支予測を立てていても、予想外の現金支出があったり、売掛金や受取手形が発生してしまいます。資金繰りを誤らないようにするには、運転資金に余裕を持つことです。資金繰り表で、運転資金の状況を事前にチェック・把握することが大切です。